日勤よりも夜勤の方が給料面でいいことは明白になっています。
それ以外に夜勤専従のメリットは何のでしょうか?
パッと思いつくのがみんなが働いているお昼の時間を自由に使える。というのが思いつきます。
しかし、古代から人間は昼に活動して夜に休むもの。
やはり夜勤専従は体には良くなさそうですが、、、
「夜型生活って体に悪そう」って思ってる方もいると思いますが、
実は夜勤専従には給料面以外でもオトクな点がたくさんあります。夜勤手当がフルでつくので給料が多くなるというのは知ってると思いますが、そんな点もふまえたうえで、メリット・デメリット、向いてるかどうか、そして注意点なども見ていきましょう!
「家計が苦しいから、これから夜勤でガッポリ稼いでやるぜ」って人は特に必見です!
▼ 目次
- 1 夜勤専従の6つのメリット
- 2 夜勤専従の2つのデメリット
- 3 夜勤専従の看護士で働く際の期間は決めた方がいい
- 4 まとめと復習 – どんな人が夜勤専従にオススメ?
夜勤専従の6つのメリット
ではまず最初に、夜勤のみで働く場合のメリットを見ていきましょう。
- 給料が高い
- 勤務日数が月に4~12日程度と少なくて済む
- 職場の人から重宝される
- 夜型生活という意味で生活リズムが整う
- 人間関係の煩わしさが少ない
- 出会いが作り易い
給料が高い
夜勤のみで働く看護士のメリットとして一番デカいのはやっぱり給料が良いということですね。
夜勤専従では出勤の全てに夜勤手当がつくので、1回の出勤による夜勤手当の相場は約10000円ほどですので、常勤で夜勤専従になるだけで年収アップにつながることは間違いありません。
夜勤手当は、3交代の準夜勤手当は平均4,190円(前回調査では4,399円)、深夜勤手当は5,259円(同5490円)です。2交代では平均夜勤手当は10,859円(11,276円)でした。
参照⇒【速報】看護師新卒の平均給与は大卒270,806円、夜勤手当はダウン-日本看護協会調査結果
部署やキャリアによっても差は出てきますが、東京の病棟では、多い人だと20000円の手当てをもらっている人もいるので、日勤のみのナースと比べると年収で約100万以上も差が出ることがあります。
下記の画像は、某医療法人の夜勤専従看護師の募集要項について、過去にキャプチャしておいたものですが、出る回数によっても手当ての額がアップする場合もあるんですね。
※「16:00~9:30」1回の出勤での給与の例となります。
勤務日数が月に4~12日程度と少なくて済む
夜勤専従の看護師の場合、勤務日数は多くても月に12回程度です。少ない場合は週1日(月4日)の募集なんかも見たことがあります。
帰宅はどうしても明け方になってしまいますが、まとまった連休を多く取りたい人にとっては都合の良い勤務形態になりますよね。
二交代や三交代のような日勤と夜勤との複合シフトの場合、夜勤は月72時間まで。夜勤専従の人の夜勤は月144時間までと決まっています。⇒プライベートは無し?看護師の二交代と三交代勤務を徹底比較!
職場の人から重宝される
夜勤は好きな人にとっては好きなのですが、健康面、美容面、生活リズムの面から嫌う人も多いです。
その分、病院の経営者層の人や同僚からは
「人がやりたくない仕事をやってくれている」と感謝されることもあり、必要とされてる感が喜びになるかもしれません。
やっぱり人間「あなたがいて本当に助かっている」というように認めてもらえるのは嬉しいことですし、モチベーションの維持にもつなげることができますね。
夜型生活という意味で生活リズムが整う
「早起きは三文の得」というフレーズがあるように、一般的には朝型生活の方が良いこととされていますが、実はこれには科学的な根拠がありません。
朝型、夜型というのは、もはや現代にとっては選択して良いことであって、朝型でなくてはならないわけではないんですね。
ベルギーのリエージュ大学のChristina Schmidt(クリスティーナ・シュミット)の研究によると下記のように書かれています。
一般的に夜型の人は、精神的に疲労することなく覚醒している時間が、朝型の人より長いことがわかった。
起きている時間が 10 時間を超えると、朝型の人は夜型の人と比較して、注意力に関与する脳領域の活性が低下することがわかった。
また朝型の人は眠気を感じることが多く、作業をこなす速度も遅くなる傾向があった。
参照文献⇒朝型人間の脳と夜型人間の脳
モノスゴイ簡単に言うと
- 夜型の方が持続力が高い
- 朝型は眠気を感じやすい
ということになります。意外でしたよね?
ということは、もちろん人のタイプや、既存の生活リズムにもよるのですが、仕事や勉強に関しては上記のとおり夜型生活の方がよいとも言えます。
眠気などに関しては、実際に夜型生活をしたことがある人は分かると思いますが、夜型の特徴の一つに
目覚まし時計で起きる必要がない
というものがあります。これは起床時のストレス軽減につながります。
通常、
朝から仕事をする人は、アラームをかけて夜早く寝て、眠い状況のままウダウダ起きて頑張って職場へ向かう、
ということをすると思いますが、これでは眠気が残ったままになって感じて当然です。ですが、夜型のリズムの人は、
昼過ぎや夕方に自然に起きるまでゆっくり寝ているので、起きている時間に眠気にやられることが少ないんですね。
これでしたら、夜型という生活リズムで固定してしまえば、それはそれで良い循環になるとも言えるんですね。
人間関係の煩わしさが少ない
看護師はまだまだ男性より女性の方が多いせいもあり、さっぱりしない人間関係の面倒臭さに悩まされる人も多いです。ナース特有のアレです。
ただ、同僚にしても上司にしても、夜勤の方が人数が少なかったり、精神状態も落ち着いてたりするものなので、その辺の煩わしい問題が発生することも少ない傾向があります。
女性でも「女の子と仲良くするのが苦手」というような方も意外といると思いますが、そういう人間関係のストレスを減らしたい人にとっては、看護師の夜勤専従はオススメです。
出会いが作り易い
深夜のコンビニなどに行くと分かるように、夜の遅い時間に働いてる人は男性が多いです。これは安全上の話でもありますが、体力的な話でもあります。
夜勤専従では、男性の看護師(看護士)が多いため、女性としてはひっそりと親しい関係になってしまう人も多いです。
ぶっちゃけて言ってしまうと、不倫なんかもありますね。。
看護師をやっていると、なんとか時間を作って
- 合コン
- 紹介
- ネット
などでの出会いを探したりしてる女性が多いですが、職場恋愛でゴールインして平和に過ごしてる人もいます。
なので、「仕事のついでにパートナーもゲット」というシタゴコロがあるならば、その欲望を出してみるのもよいかもですね。
夜勤専従の2つのデメリット
知られているメリットからそうでないものまで紹介してきましたが、残念ながらデメリットもありますので、ちゃんと見ていきましょう。
- 慣れてない生活リズムになることによる負担
- 午前中から遊ぶ約束などが作りずらい
慣れてない生活リズムになることによる負担
上記で、夜型生活の方が良いこともあるという根拠を書きましたが、やはり慣れてない人には負担に感じてしまうのも事実です。
と言っても、私の経験上、だいたい生活リズムの調整というものは、それが強制されれば一週間くらいで馴染んできます。
ただ、女性としては、
- 美容
- 健康
などの面も気にしたい人が多いとは思います。
ですので、スキンケアやダイエットに力を入れている人は、食生活なんかにも夜勤モードに切り替えて考えていくのがよいでしょう。
午前中から遊ぶ約束などが作りずらい
私も以前夜勤専従ナースをやったことがあるのですが、午前中からの予定が非常に入れずらくなります。
例えば、ちょっと幼稚?な話にはなってしまいますが、
- 朝からディズニーランドに行きたい
- バーベキューで午前中集合が辛い
- 女子ランチ会への参加が・・・
というような行事で、「朝10時起きかぁ、ちょっとしか寝れないなぁ」ってなったりすることがあります。
普段から朝早く起きる生活をしていたら「ゆっくり寝てられるぅ~」って時間でも、夜型になると状況が変わり、12時起きですらキツかったりもします。
まぁこういうイベント自体がそこまで多くないはずなので、その時だけ少し無理して短時間睡眠にすればいいだけなのですが「友達と楽しく美味しいランチ会のはずが私だけ眠い……」なんてことも起こりうるのは仕方ないですね。
けれど、その分、夜遊びする時はテンション高めで吸血鬼のように夜を闊歩して楽しめますので、友達や恋人と過ごす時間は夜に集中させましょう。
夜遊ぶ時は「明日も朝から仕事か~」ということを何も考えなくていいというメリットもあります。
夜勤専従の看護士で働く際の期間は決めた方がいい
なんだかんだいっても、お水の仕事を専門でやってる人などを除けば、多くの人間が昼間に生活していますし、人間は太古の昔から夜に寝る生き物です。
ずっと夜勤専従で仕事をしようって人もあまりいないとは思いますが、ある程度は期間を決めておいた方がよいでしょう。
私の友人では「給料が良くて、休日も多くて、仕事もラク」みたいな状況になって、長年夜勤のみで看護師をやってる友人もいますが、ほとんどは1~2年と決めてやっています。
短い人では「3ヵ月だけ」と最初から決めてる人もいて、そういう求人も実際にあります。
また、待遇的に病院側からのケアもしっかりしているところが増えているので、三ヶ月程度経ってから「やっぱり日勤になる」ということが可能なところもあります。
この辺は、就業する看護師との話し合いにもよるところですが、くれぐれも体調を崩さないように働きたいところですね。
まとめと復習 – どんな人が夜勤専従にオススメ?
では、どんな看護師が夜勤専従で働くことに向いているか、まとめておきましょう。
- とにかく稼ぎたい人
- まとまった休日を取りたい人
- 病院内の人から感謝されたい人
- 夜型生活で固定したい人
(日勤と夜勤の複合シフトが辛い人)- 人間関係の面倒くささから解放されたい人
- 運命の人と出会いたい人
では、スッキリたくさん眠ったら、今夜も病棟へ出勤しましょう!
⇒給料だけが盲点じゃない?日勤のみの看護士で働く5つのデメリット
追伸 – 効率よく稼ぐ?
「ホストに貢ぐために夜勤に入って効率よく一気にたくさんお金を稼ぐ!」なんてのはダメですよっ!
出典http://hosyupita.com/working-hours/yakin-senjuu/
出典http://ja.best-wallpaper.net/Art-design-night-moon-house-fields-trees_1920x1080.html