夢と希望を持って憧れの職業についた看護師さんがぶち当たる3ヶ月の壁があります。
この3ヶ月で約1割の新人看護師さんが辞めてしまうみたいです。
思い描いていた看護師像と現実の看護師というお仕事のギャップが大きいのでしょうか。
看護師さんが辞めたくなる理由を紹介します。
3ヶ月目の新人看護師がぶつかる壁
多くの新人看護師が、壁にぶち当たるのが3ヶ月目だと言われています。
実際に3ヶ月目で辞めてしまう看護師の割合は、1割くらい存在します。
あなたも、これまでに辞めたいと感じたことはありませんか?
実際に3ヶ月目になってくると病院にも慣れ始めてきて、
中には夜勤の練習をしているような病院もあるかと思います。
そんな中、新人看護師のよくある悩みとして、
同期は夜勤に入り始めているのに自分はまだ入れていない…
など一緒のタイミングで入った同期と比べてしまうことです。
そして焦ってしまって逆にミスを連発してしまい
「私は看護師に向いてないんだ…」と考えてしまうこともよくあります。
私自身も新人看護師の時に同じような気持ちを感じていたので、
すごく気持ちが分かるのですが、そのように悩んでいるのはあなただけではありません。
人によってもそれぞれ悩みは違うかもしれませんが、
ちょうど3ヶ月目には悩みを抱えている人が非常に多いのです。
逆に悩みが何もなく順調に成長していく人なんてほとんどいません。
誰もが壁にぶつかって、自分の出来なさに落ちこんでしまいます。
看護師を辞めたいと感じてしまう理由
3ヶ月目の看護師が、なぜこれほど辞めたいと感じてしまうのでしょうか?
私は現在、看護師専門のキャリアカウンセラーをやっていることもあって、
多くの看護師から仕事のことや職場環境のことで相談を受けています。
その中で3ヶ月目の新人看護師から相談を受ける機会も多くあります。
では、どんな理由で辞めたい人が多いのでしょうか?
ハードな仕事に身体がついていかない
患者さんが亡くなるのがつらい
仕事へのプレッシャーに耐えられない
看護師に向いてないのかもと感じる
看護師同士の人間関係が悪すぎる
先輩看護師からイジメを受けている
毎日21時を超える残業がしんどい
休日出勤が当たり前でリフレッシュ出来ない
多くの看護師は1つだけの悩みで悩んでいるというよりも、
様々な原因が重なってしまって「仕事がつらい」と感じてしまいます。
ただ看護師として働く上で、乗り越えないといけない壁もあります。
例えば、患者さんが亡くなるのを見るのは誰もがつらいと感じます。
どれだけベテラン看護師の先輩達でも担当の患者さんが亡くなれば、
気丈に振る舞っているように見えても実はすごくつらい思いをしています。
そのような乗り越えなければいけない壁もありますが、
ただ全てのことを新人看護師は乗り越えないといけないのか?
というと決してそんなことはありません。
実際に新人看護師が働く職場の中にも、
ブラック病院と呼ばれるような過酷な労働環境の職場もあります。
日が回ってしまうくらい残業をしている職場環境や、
看護師の人手が少なくて休日出勤も当たり前で、
なかなか休みが取れない…という人も少なくありません。
そんな職場環境で働くとなれば、当然体調を崩してしまう人もいます。
そうなってしまう前に、まずは、あなたが働く職場環境を見直しててみることも重要です。
3ヶ月目で転職するという決断も大切
もしあなたが今働いている職場で3ヶ月目で辞めたい…
と感じている場合、転職に躊躇してしまうこともあるかと思います。
新卒として入った病院はもちろんですが、
履歴書に3ヶ月の経歴が残ってしまうのは良くないのでは?と感じるかもしれません。
ただ、もしあなたが今の職場我慢してでも3年続けることが出来るのであれば、
その方が履歴書上では採用担当者に与える印象も良くなります。
ただ3ヶ月でも6ヶ月でも1年でも、短期退職は短期退職になってしまうので、
3ヶ月で辞めてしまうのは良くないかも?ということは、そこまで気にしなくても大丈夫です。
実際に3ヶ月で転職するからには、採用担当者としても
「何かあったんだろう」と考えるのが普通です。
あなた自身が短期退職になった理由について、
きちんと話をすることが出来れば大丈夫です。
新人看護師が3ヶ月で転職する時の注意点
もしあなたが3ヶ月で転職をしようと思っている場合、
転職活動において気をつけておきたい3つのポイントがあります。
退職理由を自分の中でまとめておく先程もあげたように3ヶ月で辞めるからには、
面接でも必ず退職理由を突っ込まれると思っておいた方が良いです。
その時に、退職理由が職場の悪口になってしまわないように注意しましょう。
3ヶ月で辞めてしまう程の職場なので、つい愚痴を言いたくなってしまいますが、
採用担当者が「これなら辞めても仕方ないか…」
と納得してもらえるような退職理由の伝え方をすることが重要です。
試用期間かどうか調べておく病院によっては3ヶ月間は試用期間を設けているという病院もあります。
試用期間とは、採用する側も採用される側もお互いに見極める期間として
設けられているので、合わないと思った場合は試用期間中であれば、
通常の退職よりも重みは少なくなります。
新しい転職先でも、試用期間内の退職であれば
「試用期間ということもあって3ヶ月で辞めた」という正当性も出てきます。
あなたが今働いている病院の試用期間をチェックしてみましょう。
次の転職先は慎重に選ぶ一度3ヶ月の経歴が出来てしまうと、次は失敗出来ないぞ!
と考えて転職先を慎重に選ぶようになると思います。
実際に転職先を選ぶに当ってオススメしたいのが
「フットワークは軽く、でも転職先の決断は慎重に」ということです。
転職先を選ぶためには、色んな情報収集をすることが重要です。
そのためにも病院情報を調べたり面接に足を運んだりするためにも、
フットワークは軽く色んな病院を見て回りましょう。
ただ「この病院いいな」と思っても、必ずいくつかの病院を必ず見た上で、
最終的な決断をすると失敗も少なくなると思います。
転職サイトを利用して病院情報を集める!
あなたが今の職場を3ヶ月で辞めて転職活動をしようと思っている場合、
先程もお伝えしたように、まずはフットワークを軽く保つことが大切です。
そのためにも、まずは色んな病院の情報収集が必要になってきます。
そこで看護師転職サイトに相談をして、求人情報を集めることをオススメします!
転職サイトでは、まずは希望の条件を伝えることで、
あなたの希望に合った求人をピックアップしてくれます。
その中で気になる病院を伝えて面接や見学に行くことが出来るのですが、
その際に一つの求人に絞ることなく色んな病院を見てみることがポイントです。
転職サイトでは、実際に働いている看護師の評判や口コミを把握しているので、
病院の内部情報についても詳しくて教えてもらえます。
また3ヶ月で転職を考えている新人看護師の中には、
退職理由をどんな風に伝えたらいいのか分からない…
と悩む人もいますが、そんな退職理由も転職サイトであれば、
担当のコンサルタントに相談することが出来ます。
出典http://kangoshinayami.com/3kagetsume.html
出典http://www.coalitioncalm.org/category1/