正看護師と准看護師は法的にはしっかり分けられているのですが業務的には大差はありませんよね?

特に同じ仕事をしているのに給料面に大きな差が出てきます。

現在、准看護師の方で正看護師になりたいと思っている方も多いと思いますので紹介します。

准看護師から看護師になるには

准看護師を目指す理由はさまざま

正看護師と准看護師には、法律でその違いが定義されているにもかかわらず、実際には業務に大差がありません。しかしながら、昇給・昇格などの労働条件において正看護師とハッキリ違いがあります。

では、なぜ今も准看護師を目指す人がいるのでしょう。

それにはいくつか理由があり、中には個人的な経済的理由、家庭背景などもありますが、大きくは「正看護師の学校よりも入試が簡単なこと」、「最短2年で准看護師の資格が取れること」、「高等学校衛生看護科が存在すること」が挙げられるでしょう。

しかし学生生活を送るうち、あるいは実際に医療現場で働くなかで、正看護師の資格を取得したいと思う准看護師も少なくありません。そのような場合、准看護師から正看護師になる方法がいくつかあります。

最短で准看護師から正看護師になる方法

まず、もっとも最短で准看護師から正看護師になるのは「高等学校衛生看護科(3年)を卒業後、看護短期大学または看護学校(いずれも2年)」というコースです。

これなら高卒でストレートで3年制の看護学校に行くよりも1年早く正看護師の免許が取れます。

高校卒業後、准看護学校に2年通い資格を取得した後に、看護短期大学・看護学校に2年通う方法なら、看護大学と同じ4年で国家試験受験資格が与えられます。

「看護専修学校」とは

しかし、中には准看護師の免許を取った後、正看護師の学校に進学する機会を逃したまま、看護の仕事に従事し、正看護師の資格の必要性を感じている人もたくさんいます。

そのような人のために、2004年より、10年以上の臨床経験を持つ准看護師に対し、2年間の通信教育で看護師国家試験資格が得られる「看護専修学校」が設けられました。

これにより、長年医療機関で働き、経験と技術を持ちながらも、給与面などで十分な待遇を受けることのできなかった准看護師に、スキルアップ、キャリアアップの機会が与えられました。

参考までに、2001年の准看護師数は約42万人 → 2010年は約39万人 と減少しています。一方で正看護師は2001年約111万人 → 2010年約140万人 と増加しており、全看護師数の77%を占めます。

この数字からも、准看護師の現状が見て取れるかと思います。

出典http://careergarden.jp/kangoshi/jyunkangoshi-kangoshi/

出典https://www.paylessimages.jp/detail.php?id=xf3055055185

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